みちのく恋桜

八重の桜は 私の胸に
いつも咲きます 会津のこころ
一つ山越え 喜多方越えて
逢いに行きたい 人がいる
さくら さくら みちのく恋桜
季節はずれに 満開(さい)てます

ならぬことは ならぬのですね
たとえ一途な この恋だって
うしろ向きして 歩けはしない
母の笑顔が 見たいから
さくら さくら みちのく恋桜
摘んで幸せ みつけます

女ごころを 燃やした恋が
空をひと刷毛(はけ) 茜に染める
春が来たなら 二人できっと
生まれ故郷(こきょう)に 帰ります
さくら さくら みちのく恋桜
咲いてうれしい 八重ざくら
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