Passage

綺麗な煙の先に反射して消える映像
触れたくて目を凝らす硝子の向こうには
誰もいない

窓を広げて空気を入れ替えてみたところで
部屋に染み付いた記憶は抜けない
跡が残っているから今に元に戻して
泣いているそれを拭ってしまいそう
Believe in the light

夢みたいな時間に名前を付ける
地図を手に風を待つ
いつまでも靡いて揺れる帆のように
光を抱えて
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