恋々津軽

お岩木山の 列車の窓に
林檎(りんご)の花が 出迎える 出迎える
心に根雪 積もったら
帰っておいで この家に
恋々津軽(れんれんつがる)は 春もよう

まつりの山車(だし)が まぶたに浮かび
ふるさとなまり 口に出る 口に出る
やさしい母の 真似をして
踊った夜は いつの日か
恋々津軽の 紺がすり

じょんから三味の 音色が響く
はじけて強く しなやかに しなやかに
みちのく気質(かたぎ) いつまでも
覚えておけと バチさばき
恋々津軽が 泣かせるね
×