最終列車

いつのまにか僕たちは 大きなことだけ喜んで
小さなことには涙して 結局悲しい目をしている

思ってもないこと言うためにあるなら いっそ言葉すらも
遥か彼方遠い国へ 今すぐ捨て去ってしまいたい

誰かと一緒に過ごした夜より 一人っきりの夜の方が
騒がしくてたまらない 心がうるさくなるんだよ

春の桜に心も踊らず 夏の暑さにただくたばってる
そんな日常なんてのは 今すぐ捨て去ってしまいたい

この街のはずれで恋をしていた
信号待ちで照れくさくなった
大事な話はいつだって 最終列車の後だった
本当に言いたいことすらも 本当に聞きたいことすらも
大事な話はいつだって 最終列車の後だった

春夏秋冬の夕暮れと 真冬の夜のような冷たさに
ただただじっと 凍えているような

そんな日常なんてのは 今すぐ捨て去ってしまいたい

この街のはずれで恋をしていた
暗闇に紛れて肌に触れてみた
大事な話はいつだって 最終列車の後だった

本当に言いたいことすらも 本当に聞きたいことすらも
大事な話はいつだって 最終列車の後だった

愛を伝えることすらもできなくなってしまうのなら
いっそのことこの言葉すら 今すぐ捨て去ってしまいたい
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