長良川

風があなたの 匂いをつれて
美濃に短い 秋が来る
郡上おどりで むすばれて
情けながした 長良川
わるい人ほど あとをひく
別れた今でも 逢いたくて

古い町並み 細路地ぬけて
探すあなたの 影もない
好きでいりゃこそ 嘘ひとつ
許せなかった 長良川
季節めぐれば 忘れると
思っていたのに 逢いたくて

関の鵜飼で 小舟がゆれて
水のしぶきに 濡れた夜
襟を合わせる 手をほどき
胸に紅葉の 長良川
肌がほしがる 想い出に
心があふれて 逢いたくて
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