小さな勇気

まだ誰もいないいつものホームで
いつもとは違う列車を待ってる

どこまでもどこまでも遠く
行けたら楽しいだろうなぁ
見慣れた街にさよならしたら
時間だね 行かなくちゃ

小さな勇気なら手の中に
小さいなんて 頼りないけれど
大丈夫言い聞かせて
鞄に詰め込んだ夢たちと
積み重ねていくこれからの日々が
未来へと繋がるように

涙で霞んだ窓に映し出す
あの日君がくれた言葉、笑顔
流れていく景色に
優しく光るひとつひとつが
ふんわりと溶け込んだ

小さな幸せが溢れてた
離れて気付く 大切なものは
いつもすぐ側にあって
胸の奥 今でもあたたかい
遠ざかっていくこれまでの日々を
未来へと届けるように

列車は止まらない 進み続ける
だんだんとスピード上げて
窓の隙間 入り込んだ風は
季節がかわる匂いがしたよ

小さな勇気なら手の中に
小さいけれど 確かにあるから
大丈夫もうこわくない
未来へと繋がるその道で
交わっていく誰かの未来を
幸せにできますように
幸せにできますように
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