月夜歌

ああ最後まで ああ響かせて
闇夜に奏でる
この月夜歌

夜のとばり下り 花は蕾閉じ
草木は夜霧に濡れ露をたたえ眠る
黄昏 街角に 灯り点りゆく
空を覆う雲が夜風に流され 幕開く

月が優しい光を纏い
照らす舞台で私は踊る

ああ儚くて ああ美しい そう散りゆく花だから
だから ああ最後まで ああ輝いて たとえ刹那の
夢だとしても

暁 街角の 灯は消えるころ
空に舞う星たちは輝き増してさんざめく

月が哀しい光を纏い
照らす世界に私は歌う

ああ切なくて ああ狂おしい そう消えゆく定めだと
だけど ああ最後まで ああ響かせて 闇夜に奏でる
この月夜歌

いつかは皆 終わりがあるから
だからこの今を
輝いて (輝いて) 全力で (全力で)

ああ儚くて ああ美しい
そう散りゆく花だから
だから
だけど

ああ切なくて ああ狂おしい そう消えゆく定めだと
だけど ああ最後まで ああ響かせて 闇夜に奏でる
この月夜歌
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