君とひこうき雲

雨上がりの静かな道
駅へと続く信号機
赤い点滅 ぼんやり見ていた

躓いた傷が痛くたって
平気なフリをして 笑っていた
誰にも言えなかった

そんな私を 見つけてくれたね
やわらかな温もり
君に 返したいんだ

いつも もう一人じゃないよ
白く伸びたひこうき雲
あんな風に まっすぐに ずっと
飛んでゆきたいね いっしょに

すぐそばにいるよ
君の悲しみを分けてよ
冷たい雨のあとは きっと
澄んだ青空が 広がるよ
踏み出そうよ 明日へと

逃げ込むように戻る部屋
とめどなく流れる涙
出来ない自分 何度も責めてた

不器用さとか弱さみんな
認められなくて 閉じこもってた
心に傘を差して

どんな私も わかってくれたね
甘えていいんだよ
今度は 私のばん

いまは ねぇまだ私たち
頼りない風船みたい
思うように まっすぐに 飛んで
行けない日だって あるけど

うつむいていたら
気づけない景色があるよ
空を見上げてみれば きっと
新しい風が 吹いてゆく

これから先に どんなことが起きたって
大丈夫 いつでも 迷わず 乗り越えてゆきたい

いつも もう一人じゃないよ
白く伸びたひこうき雲
あんな風に まっすぐに ずっと
飛んでゆきたいね いっしょに

すぐそばにいるよ
君の悲しみを分けてよ
冷たい雨のあとは きっと
澄んだ青空が 広がるよ
踏み出そうよ 明日へと
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