女の川

誰が捨てたか 水面にゆれる
都忘れの 花はむらさき
まるで私を 見ているようで
ふいに涙が あふれてきます
愛しながらも 別れて来たが
つのる未練の…つのる未練のひとり旅…
夕日に染まる 橋にたたずみ
あなた呼んでる 女の川よ

汽車をおりたら もう秋でした
肩を抱かれて 聞いた鐘の音(ね)
そんな想い出 探して歩く
枯葉舞い散る 寺町通り
恋はいつでも 別れたあとで
弱い私を…弱い私を泣かせるの…
面影ばかり 浮かぶ星空
あなた逢いたい 女の川よ

幸せかしら 別れた人は
今はどうして…今はどうしているかしら…
季節はめぐり やがて初雪
あなた恋しい 女の川よ
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