哀愁北岬

哀しい恋の 傷跡に
潮風(かぜ)が飛沫(しぶき)が 沁みて行(ゆ)く
なんで なんで私を 私を捨てた
憎い恋しい 面影を
抱いて最果て 北岬

あなたの胸の ぬくもりは
今も本当(ほんと)と 信じたい
なんで なんで私を 私を抱いた
せめて届けて この想い
哀し過ぎます 北岬

砕ける波に この命
散らすことさえ 出来なくて
なんで なんで私を 私を捨てた
滲(にじ)む涙の 冷たさに
ひとり哀愁 北岬
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