潮騒

海を抱き込む 小さな港
これがおまえの 生まれた町か
時化を逃れて 揺れてる船が
何も言わない おまえに見えた

潮の香りは おまえの匂い
海で生まれた 名残りだろうか

ああ 潮騒 ああ 波の子守唄
ねんねんねんころり 女よ眠れ
心ゆくまで 女よ眠れ

羽を休める 海鳥真似て
今は心の 痛みを癒せ
きっと今度は 護ってみせる
だからおまえに 会わずに帰る

息を殺して 都会の隅で
無理に笑って 独りで泣いて

ああ 潮騒 ああ 風の子守唄
ねんねんねんころり 女よ眠れ
涙浮かべて 女よ眠れ

ああ 潮騒 ああ 波の子守唄
ねんねんねんころり 女よ眠れ
心ゆくまで 女よ眠れ
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