純・情歌

これが最後と知りながら
深くあなたと結ばれて
あの日から愛せない
あなた以外だれも

ふいのあなたは通り雨
濡れて私は雨宿り
心まで濡れました
溺れるほどに

不埒な恋と
呼ばれようと恋は恋

人生もう一度だけあれば
あなたのため
祈りを込めて唄う
純・情歌

恋に焦がれて鳴く蝉は
どうせ七日の流れ星
短くも激しくも
女のようですね

きっとあの時あの橋を
いっそ二人で渡れたら
ゆきずりが一生の
絆に変わる

逢いたいあなた
せめて夢その中で

人生もう一度だけあれば
あなたのため
祈りを愛を込めて
迷わず唄う
純・情歌
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