ブルートワイライト

ギンギラと睨むように照りつけ
煩くも愛しい暑さにいくら患っても足りはしないや
調子者ぶる寂しがり屋が春の終わりで僕を選ぶのなら
また君に会いたい

永遠を象った季節が痛いくらい夜を揺らしてる
ただ見つめ合った眼を花火が彩った
そんな魔法にかかっていたいな

寄せては返す波の形が 夕凪の静けさが
勝手に何か攫って通り過ぎていく
透明なお互いの心が形のない終わりを惜しんでる
離したくないよ

永遠じゃないことを知ったとき 笑うことしかできなかった
二人だけの世界で ほら、消え入りそうな夜が
いつまでも続く気がしたんだ

明けない夜がないみたいに 沈まぬ陽もないみたいに
過ぎゆく君が去るなら またいつか会えますように

永遠を象った季節が痛いくらい夜を揺らしてる
ただ見つめ合った眼を花火が彩った
そんな魔法にかかっていたいな

御伽より青く 光より速く 駆け抜けた僕らを忘れないでいて
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