マタドール

あなたのグラスが空く頃に
過去を省みてみるが
感傷に包まれただ一人
孤独を彷徨う

あなたが目に映してくれた
ものは全て鮮やかに光ってた
不似合いの美しさにただ
慣れてしまったの

若さとは過ぎ行くもの
未来など歩みたくはない
この姿目に焼き付けて
今が旬の私を

夢を見せてあげるから
今だけの私を見ていてね
思い出して眠れぬ夜に
私といた記憶と共に

数えてみてその指で
終わる頃に私は去るよ
消え時も美しくいたいもの

迷いと惑いなどはない
この旬を記憶していてね
消えどころまで美しく
ありたいだけなのよ

夢を見せてあげるから
未来などに期待はしないでね
従順にはいられないから
今が旬の私を見ていてね

数えてみてその指で
終わる頃に私は去るよ
消え時も美しくいたいのよ
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