夏の言い訳

せわしく鳴り響く蝉の声 君の言い訳はもう聞き飽きたよ
暑さに負けて溶け出したアイス 諦めが早くなるのも夏のせい

すれ違ってしまうなら 少し先の未来で逢いたかった
追いかけた夢 その向こう きっと待ってる 新しい道標

夏が終わる頃に僕たちは 守れなかった約束 思い出して
初めて知った 切なさの意味 そっと 胸の奥 鍵をかけた

寂しげに鳴る風鈴の音 季節巡るたび蘇る
交わした言葉 ずるいセリフ ずっと胸に焼きついたまま

君を見つけた交差点 点滅の音 重なる鼓動
赤信号が遮った君との距離 遠ざかってく後ろ姿

夏が終わる頃に僕たちは 守れなかった約束 思い出して
残った後悔 目を伏せた 日差しは 今もまだ強く

夏が終わる頃に僕たちは 守れなかった約束思い出して
辿るあの日 弾けた花火 君を 待っていた

夏が終わる頃に僕たちは 守れなかった約束 思い出して
巡り 巡る 季節の向こう 並ぶ影 夕日が沈んでく あぁ あぁ
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