Hibana

夜を刺す無数の遠吠えが
天を貫いた
僕らみんなたった一つの満月に
そうやって手を伸ばして

目的地の消された地図持って
燃える炎 交わし合って
荒れた未来図は 続いてるけど
痛みもぜんぶ受け取って
連れていくんだと 深く胸に誓って

ぶつかって 傷付いて
いつかまた、ここに来るんだ
一切の現実も
燃え尽きれば美しい
駆け抜ける 白の世界で
迷いを捨てた火花が今、散った

遠くを見つめる瞳が
夜に輝いた
あの日から続く願いを
背負って生きたいだけ

一寸先が闇の中だって
見てる場所は ただ一点
儚ささえも強みになるけど
終わりはきっと突然に
やって来るんだと深く胸に刻んで

旅立って さまよって
いつかまた、ここに来るんだ
一切の現実も
燃え尽きれば美しい
今はまだ、終われないんだ

救いを求めて 呪われた運命を
僕ら受け入れて 走り続けていく
この指先まで染み渡った衝動を抱えて

過ぎ去った星達は
明日もまたそこにいるんだ
くすぶった感情の
煙は高く昇って

ぶつかって 傷付いて
いつかまた、ここに来るんだ
一切の現実も
燃え尽きれば美しい
駆け抜ける 白の世界で
迷いを捨てた火花が今、散った
×