砂漠の子守唄

砂に 落ちた
星屑 掬い
夜空を 仰ぎ
願い 時を駆けた万華鏡

一人 旅人が語り出す
昔々の和の国で
悲しみの中 朽ち果てた
聴こえてくる 子守唄

泣いて泣いて泣き疲れ
酔いて酔いてまた立つさ
恋いて恋いてなお堕ちてゆくが
我のカルマ如く生きる

説いて説いて受け継がれ
越えて越えてまたゆくさ
時の季の世に強く根付くが
メルクマール 今も生きる

砂に 埋もれ
吐いた 毒は
二度と 振り向かぬ
誓い 刻を決めた羅針盤

起源を辿れば 動き出す
記されていた オアシス
手相の上で 転げては
口ずさんだ 子守唄

抱いて抱いて抱き尽くし
迷い迷うこともあるさ
流浪 流浪のこの身を
庇うものなど無い 我に生きよ

泣いて泣いて泣き疲れ
酔いて酔いてまた立つさ
恋いて恋いてなお堕ちてゆくが
我のカルマ如く生きる

説いて説いて受け継がれ
越えて越えてまたゆくさ
時の季の世に強く根付くが
メルクマール 今も生きる

紡ぎ紡いで只管(ひたすら)
耐えて耐え抜く生き様さ
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