人格崩壊

突然の雨だったら
濡れるのもしょうがないでしょう

信じ切ってたあの人から
夕立のように裏切られた

愛はいつもあやふやな感情だし
誰の心も絶対縛れない

こんな愛してちゃダメなんだ
嫌いにならなくちゃ精神が保てない
愛しさの傷口を
ちゃんと自分のこの目で見なきゃ痛みも感じない
「否定された悲しみの矢を何本も体で受け止めながら
それでも微笑んでいられるのは、
憎悪を愛が認めようとしないから」
ああ 人格が崩壊するよ

このままずっと晴れた日々が
続くなんて思ってなかった

やがて嘘は雷鳴を響かせて
まるで世界を引き裂こうとしている

そんな夢見てちゃダメなんだ
現実 向き合わなきゃバランスが悪くなる
暴かれた偽りに
もっと激しく誰かを責めなきゃ一人 落ち込むよ
「表面で冷静を装って 内面で情念が燃えるなら
自分と自分ではない自分の境界線で温度差を生む。
終わりの始まりだ」
もう 人格が崩壊するよ

欲しいものなど何もない
自分とは誰だ?
自分とは何者なんだ?

愛してちゃダメなんだ
嫌いにならなくちゃ精神が保てない
愛しさの傷口を
ちゃんと自分のこの目で見なきゃ痛みも感じない
「命なら黙って差し出そう。
まだ終わらぬ愛の炎を消すには何を差し出せばいい?
単純な結論なのに思考は停止している」
ああ 人格が崩壊するよ
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