朝が湧く

でもって あの頂をも越えてしまおうぜ
捨て身でいこう 世界がぼくらを待ってるぜ

ここから あとどれ位かかるのか あれから どれ位たったのか
ずいぶん 分からなくなってしまった
いや これたんだ
陽の当たらない場所で 生き抜いて 身につけた いくつかの力と
泥という泥を 味わいつくし身につけた いくつかの智慧を
音に込めて放とう
全ての夜を飲み込んだ朝を みんなで迎えよう
誰の笑顔も漏らさずに 誰の想いも零さずに
包み込んでしまう言葉とともに

せーので 嵐の夜を飲み込んだ境涯で
捨て身でいこう 世界がぼくらを待ってるぜ

黎明 すごい時に生まれて来たもんだ ぼくらは目撃する
そして何より成さなければならない事がいっぱい
全ての欲望は もはや方便だ 全ての痛みが問いだった
みんなの中にある同じものを覚えていた
手と手を取ろう重ねよう 恥ずかしがり屋のぼくらが共に手を合わせるのは
ささやかで とっておきの奇跡だ
踊ることさえ ままならないぼくら 頭ばっか使ってちゃ 心も濁ってく
カラダを取り戻すには
いつか どの迷いも 誰かとの絆に変わる
自分から外へ一歩踏み出す戦いを共に 出会えた感謝を胸に

でもって どんな隔たりをも越えて讃えあおう
ねえ見て もう疑う余地なんてないはずだぜ
見えてきた世界に本当の朝が湧くぜ
せーので ぼくら一緒に昇っていくんだぜ
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