ふたりの始発駅

北は吹雪の この町で
心を温(ぬく)めて くれた奴
男の気ままな 旅なのに
ついて行くわと すがって泣いた
惚れた 惚れたよ…
純なおまえと ふたりの始発駅

言えぬ過去なら 誰にでも
一つや二つは あるものさ
今まで耐えてた その涙
俺がこの手で 拾ってあげる
泣くな 泣くなよ…
情けみちづれ ふたりの始発駅

たとえ小さな 暮らしでも
笑顔の蕾(つぼみ)が あればいい
苦労のふた文字 分けあえば
軽くなるのさ あしたの旅路
決めた 決めたよ…
夢も一緒さ ふたりの始発駅
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