かぞくのうた

手をつないで歩いた
クチナシの花の香る道
宙に浮かぶは
あなたに聞けずにいた 昔のこと

我が子の重みを腕に
汗ばむ髪を 指で梳き
時を超え 教えられる
こんなにも 愛されたこと

あなたと話したい
わかりあえずにいたとしても
ただ 共に 優しいときを すごせたら
それだけで

産まれた日に わたしたちは
別々の道を選び

愛してても 変えられない
それぞれの生き方

あなたと笑いたい
わかりあえずにいたとしても
ただ 共に 優しい時を すごせたら
それだけで。
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