Happiness

いつか命は必ず空へと旅立ってしまうことを
この星にいる みんなが みんなが
知っているはずなのに
いざその時がやって来た時には
心の準備なんてできてなくて
もう少しだけ もう少しだけって
神様に願って泣くんだ

小さい頃 遊んでたあの子は
今どこで何をしてるだろう
大人になってくたびに 名前さえも
思い出せなくなる一方だ
住んでる場所も言葉も違う
あいつらと あと何回 会って話せるだろう
肌の色も目の色も関係なく
人であることに変わりないって
教えてくれた

成人式で会った同級生
もしかしたら最期の時まで
もう会わずにそのまま
サヨナラだって奴もいるんだろうな
音楽を教えてくれた兄貴
もしどっちかが先に旅立つ時まで
俺たちは兄弟だからって
いまみたいに繋がっているのかな

団地の7階から飛び降りたお前は
きっとまだ俺の知らない世界を
見に行ったんだろう?
悲しくなんかない
たまにお前を羨ましく思うよ
お前がいなくなって時間の止まった人は
沢山 沢山いるのに
この世界は関係ない顔で動く
それでも俺の中にはいつも
お前がいるんだ

産んでくれた 父さんに母さん
俺が生まれた時 どんな気持ちだった?
どんな人間になって欲しくて
この名前を俺につけたんだろう?
家族や兄弟 大好きな人達と
こうやって笑い合ってる時間も
当たり前なんかじゃなくて
いつか愛がもっと深くなる日が来るんだろうな

会いたい人が沢山いるのに
時間が限られてて 全部は無理そうだ
それでもみんな 同じ星の中の
同じ空の下で 生きてるんだろうな
たぶんまだ出会っていない君を
笑わせるために今を生きてるんだ
今日まで生きてくれてありがとう
出会ってくれてありがとう
て伝えるために
だから今日も笑って生きて行かなきゃ

俺の街には無いような高層ビルや
大勢が行きかう交差点
これだけ大勢の人がいるのに
たまに一人を感じてしまうんだ
思ってたようにはいかないことが ほとんどで
たまに泣きそうな時だってある
でもそのたびに 君からの
いきなりの電話に救われているんだ

今日は一日何してたとか
むかついたこととか うれしかった話とか
気づいたら時計の針は とっくに
日付なんてこえてしまっていて
今は お互い夢を叶えるために
頑張ろうなんて 毎回同じセリフを最後に
遠くの空の下の 遠くの街の君に
「おやすみ」を言って眠りにつくんだ

次はいつ君に会えるかなんて
今のところ何も分からないし
あと何年この街いるのかも
今のところ何も分からない
それでも限られた時間を
この街でこうやって生きている理由
それはたぶん 最後に隣で笑っている
君の笑顔が見たいからなんだ
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