太陽の面影

はしゃぎ疲れた太陽が
ゆっくり沈んでく
笑顔と夏がよく似合う
君を奪ったあの海へ

まるで人魚みたいだった
水の上顔出して
白い貝殻 投げながら
「きれいでしょ」って 笑ってたね

風が吹いて 振り返る 君が呼んだ気がして
やけた肌と 濡れた長い髪 今もまだ

愛しき夏の日々よ 遠き青空よ
悲しい運命など 信じない

岩がはじく水しぶきが
ときどきほほにかかる
まるで 君がふざけながら
僕の服を濡らすように

海にうつる 満月がつくった 銀の道
あの果てまで行けば
君に会える 今すぐに

去り行く 波がいつか 足あと消しても
過ぎ行く 夢の日々は ねむらない

愛しき夏の日々よ 君を抱きしめたい
悲しい運命など 信じない

信じない
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