女のなみだ

雨の路地裏 日付も替わり
小さなお店の 灯りを落とす
あなた あなた 今日も逢えなくて
すべてあげた あの日から
吐息こぼれます
小指で拭き取る 女のなみだ

夢の続きが も一度欲しい
遊びじゃないよと 言ったひと
あなた あなた 今夜どのあたり
ひとり差せば 傘の中
面影(かげ)が寄り添って
雨より沁みます 女のなみだ

噂聞くたび 未練が揺れる
諦めきれない ひとだから
あなた あなた 今日も待ちわびて
胸にともす 恋灯り
夜風(かぜ)よ消さないで
抱かれて泣かせて 女のなみだ
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