22年ぶりのデート

たまには映画など それもフランス映画とか
意味は分からないけど いつもほど眠くならない
その後食事でも しかもイタリア料理とか
ワインは選べないけれど この空気酔わすには十分
現実っていうヤツに 追われて追われ続けて
やっとひと息 こんな夜に君を誘って

誰も見ていないみたい 僕がそっと差し出した手に
いまさらながら とまどいながら 君のぬくもりが
人差し指 中指 薬指に 小指と
心まで繋いでいく 22年ぶりのデート

時にはうなずくだけ 気分はまるでアラン・ドロン
二人して目が合って 思わず吹き出し台無し
ひと回りする時計 こんなにも早かったかな
もっとひと時 こんな夜を君と過ごしたい

家に帰ればまた パパとママに戻るから
せめて帰りの電車の中は 君と寄り添い
ひと駅 ふた駅 流れてく見慣れた景色を
黙り込み 見つめてる 22年ぶりのデート

誰も見ていないみたい 僕がそっと差し出した手に
いまさらながら とまどいながら 君のぬくもりが
人差し指 中指 薬指に 小指と
心まで繋いでいく 22年ぶりのデート
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