楽園

ここは僕には狭すぎる
飛び出す勇気が欲しいけれど
今も記憶が縛り付ける
ただ あの場所を夢みるだけで

遠くで見えるは あの日の僕らで
傷付けあうこともしなくて それはまるで
夢描いてた楽園
僕のせいで すべて壊れた

君と寄り添った あの場所はもう
届かない まるで夢のよう
遠ざかる 思い出を探す
手放した あの楽園をもう一度

幼かった ふたりはきっと
なにも交わさず だけど確かなものが
生まれたのを感じてた
それは僕だけじゃないはずだよ

手にしたはずの想いなど儚くて
季節が変わるように 移ろいやすく
夢描いてた楽園が 消えていく
残ったのはただ

あの日の口付け 肌をつたう
その体温 僕を呼ぶ声が聞こえるよ
まだ この胸を満たしてる
波の中で溺れている

どこまで向かえば 君に会える
いつまで歩けば 終わりが来るの
誰もが羨む 場所はそこに
確かにあったはずなのに

君と寄り添った あの場所はもう
届かない まるで夢のよう
遠ざかる 思い出を探す
手放した あの楽園をもう一度
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