クレイマンズ・ロア

霞んでいた日々さえも 幻のよう 忘れていくか
重なった後悔が形を変え積み上がっていく
美しいその塔は やがて光を放つと
疑いもせずにいる クレイマン どうか

夜行性の人々の群れを
泥だらけの手で掻き分けて呼吸をする 苦しいな

禁断の実 頬張って 楽園を捜してたんだ
追放されたような憶えはないが
恥じらいを知ってしまった
どこか帰るべき場所がさ あるはずだ

深海を泳いでいる 溺れ方も知らぬまま

クレイマン さあ選ぶんだ 生きる上で心は要るか
悲嘆に暮れ苦しいと藻掻きながら生きていくのか
それでも それさえも 捨てられないと泣いた
僅かな幸福が愛しいと言う

善悪の実 盗み出して 罪悪を知った気でいた
僕らは寿命を貰った アダム ここはどこ?
制裁は下らなかった? いや違う
生まれた時から続いていた

心臓は左側だけ 右側はあげたのさ
いつの日か出逢う心をしまうために

沈んでいく 底まで 溺れ方をこの身で知るんだ

クレイマン さあ 始めようか反撃を
選んだ武器と 受け取った心で
暗がりを掻き分け行くんだ
美しい光が 未来永劫 照らすように
聳え立つ後悔の向こう側へ 振り払って行け
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