望郷縁歌

こな雪 冷たい 別れの駅で
涙かくした 母の顔
故郷(ふるさと) 恋しや 忘れるものか
ぐっと にぎった 手の温み
まぶた 閉じれば 思い出す

星空 見上げて 世間の風に
人のやさしさ かみしめる
故郷 恋しや 忘れるものか
酒に浮かべて 泣いた夜
男ごころに しみる夜

明日も 見えない 男の夢を
胸で咲かせる 縁歌華
故郷 恋しや 忘れるものか
いつか 帰れる その日まで
まってて おくれよ 故郷よ
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