かくれんぼ

たった一度の恋なんだから
二人でどこまでもいこう
はぐれない様に手と手繋いでさ
それでいいでしょう、いいでしょう?
まってまって
僕を一人置いてかないで
まってまって
僕まだ笑い足りないの

聞こえたと思い込んで
そばにいると深く錯覚
ねえかくれんぼでもしようよ
まずは貴方が鬼よ
見つからないように
忘れないように
ちゃんと私の目を見て
私を見つけたらもう会えなくなる
分かった?承知の上で

(もういいかい?)
もういいよ
(もういいかい?)
もういいよ
(もういいかい?)
もういいよ
(もういいかい?)

分かってた
君は隠れもしないという事を
気づいてと言わんばかりの表情は
知らない君の中で
隠れていたもう一人の
まるで他人のような
君を見つけてしまった

深く息を吸い込んで
そばに居ると思った瞬間
ねえかくれんぼでもしようと
次は私が鬼よ
どこにだって行けばいいよ
なんなら月なんてどうよ
目の前に立っていてもいいけど
貴方なんか映らないの

(もういいかい?)
もういいよ
(もういいかい?)
もういいよ
(もういいかい?)
もういいよ
(もういいかい?)

分かってた
君は探しはしないという事を
戻ってと言わんばかりの表情で
僕が知らない君に君自身が覆われて
まるで僕の事が見えないような瞳で

分かってたつもりでは居たはずだけど
知らない君に胸が潰されそうで
叫んだ言葉すらも君には届かなくて
僕じゃ何も変えられないような気がした
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