凛と立つ

雪を跳ねのけ 起き上がる
背筋伸ばした 猫やなぎ
冬の寒さは 誰にもあるさ
胸に涙を 仕舞い込み
耐えて忍んで 春を待つ
男の出番だ 凛と立て

何が幸せ 不幸せ
男女(ひと)の心は わからない
咲くも花なら 散るのも花よ
花よそのまま 誇らしく
めぐる季節を たおやかに
女は輝き 凛と咲け

明日の行方を たずねても
風は語らず 流れ行く
時代(とき)を急ぐな 粗末にするな
夢を離さず 迷わずに
決めたこの人生(みち) ひとすじに
命を燃やして 凛と行け
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