ますら

このやみを おおう 青空に
白く 霞かけてる あれは月の
還れなくなった 素顔

夏は過ぎ 陽は影を帯びて
とおく 山を へだてて 今沈み
あきらめのない 日を待つ

たのしいほど かなしくなる
あこがれの なかでさえ
無垢なもの すべてが
きれいで 光るわけではないと 知ったとき
はじまる ことも あるから

今日からは どこへでも
×