夕焼けメモリー

私が見上げる この夕焼け空が
あなたの町でも見えますか
まっかな光もうすむらさき色に
いつしかうすれてゆくのですね
あの日、別れの駅でふたりは
暮れゆく西の空をみつめた
今もあなたはおぼえていますか
あの時の夕焼けのことば(ことば)
「ぼくはこれから日暮れになるたび
忘れずに君のことを想いだすだろう」

あなたの心に 夕焼けあるかぎり
私を忘れはしないでしょう
それでも気ままな花ぐもりの日には
夕焼けが見えないこともあるわ
はなれて暮していると心も
自然と色あせてゆくものです
今もあなたはおぼえていますか
あの時の夕焼けの色を(色を)
そうよあの日のふたりのように
けがれなく消えていった澄んだ愛の色

今もあなたはおぼえていますか
あの時の夕焼けの色を(色を)
そして今でも日暮れになると
私のこと想いだしてくれるのでしょうか
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