おんな傘

相合い傘で 肩寄せあって
人目を忍ぶ 雨の夜
遅い春でも あなたとならば
来ると信じて 尽くしたい
雨が嬉しい 雨が嬉しい おんな傘

小さな傷は なおせるけれど
消せない胸の こころ傷
あなた逢えない ひとりの夜は
雨の音さえ 悲しくて
夢が切ない 夢が切ない おんな傘

一途に生きる おんなの明日(あす)を
照らしてほしい 恋あかり
雨に濡れてる 小さな花を
ふたり見つめて 寄り添えば
雨が嬉しい 雨が嬉しい おんな傘
×