夜毎、神話がたどりつくところ

もしかしたなら この森の彼方には
夢見た国が あるのだろうか
さすらう心 解き放つかがり火に
その国の地図 見えるだろうか

幻はいつも 謎めいた
異国の言葉で ささやくよ

帰らない 大地開く
鍵を見つけた その時に
眠らない 枯れた瞳
きっと何か うつすだろう

いくつもの川 いくつもの谷間から
故郷をうたう 声が響く
闇にとけだし 散りゆくその声は
しるべの星を つくるだろう

やがては ちいさな者にさえ
やすらぐ場所へと 照らすように

帰らない 大地開く
鍵が導く その先は
夜毎に 生まれかわる
神話が たどりつくところ
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