わがまま

「青く澄んだ眼差しで 遠い季節を想うあなた
夜明けまでに返事して こっちを向いてよ

わかり合えたら、だなんて 虚しい願いを圧し潰す
こんな悪夢を見るのも あなたのせいだわ

水平線の向こうに 視線を投げたままうつろ
あなたは どうして いじわるを演じるの?

言えない秘密抱きしめて 眠り続けるわ
夢の中 あなたから 花束を受け取るような妄想
癒えない消えない悲しみも あなたとなら
分け合えるよね、たしかに」

「これがわがままってこと わかってはいるつもりだけど
こんなに近くにいても 裏切ってしまう

思わせぶりな素振りで これ以上戸惑わせないで
沈黙が君と僕を 遠く隔てるよ

幽霊船に乗ったみたいに 足取りもままならないね
近いのに こんなに 寂しさを感じるの?

醒めないままで見ていたい 熱い胸騒ぎ
夢ならば 恥ずかしい 甘いささやきさえくれるはずさ
癒えない消えない悲しみも あなたとなら
分け合えるよね、たしかに」

『言えない秘密抱きしめて 眠り続けるわ
夢の中 あなたから 花束を受け取るような妄想
癒えない消えない悲しみも あなたとなら

分け合えるよね、たしかに』
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