地球儀

日常に放り込まれて 踞ったまま
上手くいかない現実と戦っている
信号に追い立てられて 仕方なく歩き出す
居場所のない孤独の歌

空想の中に建てるガラクタの街
心の中では夢なんて言い張っている
この目に映るそれに自信など持てなくて
口にする勇気などなかった

その街では響いている 思い通りになるメロディー
リズムなんて合っていなくていいさ 行こう

ガラクタは いつも 崩れそうに
無我夢中で光ったまま
痛みだって照らしていけるように
僕らなら歌っていけるよ

今なら飛べるさ 音に乗って
くだらない日常の中へ
ガラクタに見えても きっと 輝くから

空想の中に居ても具現化できずに
頭の中にある内にくたばっていく
そうなる前に無理矢理にでも引っ張っていこう
求められたいと思えたんだ
空き地を埋めるだけが居場所じゃないんだ

何度 立ち上がってみても
その数だけ挫けてしまう
呟くように歌っている
もう一度 信じてみたいんだ

今なら飛べるさ 繰り出そうぜ
くだらない日常の中へ
ガラクタに見えても

さぁ 行こう 何が待ち受けようと
無我夢中で光ったまま
痛みだって照らしていけるように
僕らなら歌っていけるよ

ここから始めよう 音に乗って
素晴らしい日常の中へ
いつまでも光っていよう

ずっと消えない歌を
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