この街は色とりどりで 朝も夜もないみたいだ
カーテンの向こう側が 急かすように日付を変えていく

真夜中 ギターを弾いている
今も懐かしいメロディー
音は生まれ消えてく ああ…

声 大好きだったあの人の歌を覚えてる?
五線譜につづった想いと 書きかけだったあの頃
声 大好きだったあの人のもとへ伸びて行け
最後の1小節で何かが 変わるかもしれないから

いつもなら「いい歌だね」と 頬笑みながら言うの
それがすごく嬉しくて たまらない思いをしていた記憶

いなくなった後に孤独なギターと独り過ごした
目を瞑ればそこには ああ…

声 忘れてないよ 鮮やかなままで残ってる
夜には優しくって 朝には温かいそんな日々が
声 泣けてくるなんて 本当に本当に好きだった
震える手をそっと包んで 遠くない昔のように

声 大好きだったあの人のもとへ伸びて行け
最後の1小節で何かが 変わるかもしれないから

最後の1小節まで歌うよ あの人の歌うたうよ
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