記念日

生まれていれば君によく似た
女の娘だっただろう
少しの涙と少しの金が
2人のヘマに支払われた
忘れてしまえるさ
忘れる事がとてもうまいんだ

そんなに時間はかからなかったよ
ぼんやりする事がなくなるまで
他人事なら笑っていられた
俺は前より君を強く抱くようになった
知らない振りしてよう
知らない振りがいちばん楽だ

随分たって君はふっと呟いた
新しい記念日が出来たねって
俺のせいじゃないましてや君でも
俺達もうこうして笑える
気にする事じゃない
気にしたって何も始まらない

これからは2人で
つつましく過ごしてゆくんだ
これからは2人で
つつましく過ごしてゆくんだ
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