浮き草かぞえ唄

ひとつ ひたすら 淋しくて
ふたつ ふところ 空っぽで
みっつ 見事な どん底で
よっつ 夜明けを 眺めましょう
月は三日月 空飛ぶ船か
迎え酒する さかずきか
渡り鳥さえ 群れを離れりゃ
浮き名ながせる はぐれ鳥
いつつ いい人できたけど
根無し 金なし 愛想なし
シャンシャンシャン やれ シャンシャンシャン
シャンシャンシャン それ シャシャンがシャン
浮き草同士で丁度いい

むっつ 無情な 世の中で
ななつ なみだも 枯れ果てて
やっつ ヤケクソ ヤケッパチ
ここのつ 今夜は 騒ぎましょう
ちょいとお待ちよ ふらりふらふら
酔っているのか 赤とんぼ
カモメどこ行く 千鳥足だよ
白いお顔が にくらしい
とうで とうとう通せんぼ
根無し 夢なし 待ったなし
シャンシャンシャン やれ シャンシャンシャン
シャンシャンシャン それ シャシャンがシャン
不幸なくらいで丁度いい

シャンシャンシャン やれ シャンシャンシャン
シャンシャンシャン それ シャシャンがシャン
浮き草同士で丁度いい

シャンシャンシャン やれ シャンシャンシャン
シャンシャンシャン それ シャシャンがシャン
浮き草同士のかぞえ唄
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