ノクターンとクラゲ

白く浮かんだ
私と三日月を
一つ残さず飲み干すのでしょう

小さく揺らいだ
髪だけ知っていた
時間は止まってくれないのでしょう

ここで独り
劣等感と君が笑う顔を

引き裂いてしまおう
失ったとしてもそんな言葉は聞きたくないの
消えゆく体温と過ちも沈めてしまうの

ゆっくり頷く
片足のサンダルを
どこかに失くして迷ってるのでしょう

ここで独り
劣等感と君が笑う顔の向こう
君も独りユラユラ光る
軋む 景色 変わる

引き裂いてしまおう
失ったとしてもそんなものなんか見たくないの
消えゆく体温と過ちも沈めてしまうの
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