雨を降らせないで

夏が過ぎた後
西に重い雲
空は海の孔雀の羽根ね
“少し憂鬱さ”と言った
あの人のその背中に
風が聴こえた

長すぎた2人の恋の
気圧配置が変わるわ

雨を降らせないで
私のハートに
雨を降らせないで
波音が 消えるまで

秋が近づいて
誰もいない海
波打ち際 砂がざわめく
“もしも たとえば…”の続き
今はまだ 言わなくても
夜は遠いわ

その瞳集めた言葉
まるで 雨雲みたいね

愛を流さないで
思い出の中に
愛を流さないで
雨やどり できるまで

雨を降らせないで
私のハートに
雨を降らせないで
波音が 消えるまで
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