風が吹く時も

花の命か男の夢か
冬の夕陽に似ているよ
過去よおまえも酔っぱらえ
背なでもう泣くな
所詮 人生は
淋しい紙芝居
切ない想いを
花で飾ろうか

惚れていながら心をかくし
蔭で見守る恋もある
人の情けのつれなさか
肩に降る雨は
胸の悲しみを
しずめて酒を飲む
男の涙は
夢のひとしずく

バカな奴でいい
痛みがわかるから
優しくなれるさ
風が吹く時も

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