君に友達は

朝日が 窓からさしこむと
一日が また切れ目なくはじまる
おもてを走る 車のざわめきは
街行く人の 世間話

君に友達はいるか
一杯のコーヒー一緒にのめる
君に友達はいるか
一枚のパンを わけて食べられる

今日も 俺はギターを抱え
いつもの街を さまよってる
行きかう人は 誰もかれもが
夜店の金魚のように 知らん顔

君に友達はいるか
メロディーにあわせギターひいてくれる
君に友達はいるか
リズムにあわせ手をたたいてくれる

ひとり部屋に 帰ってくると
さけびも ささやきも閉めだされ
壁の向こうの 闇の中で
風が電線を ならしてる

君に友達はいるか
はなれていても そばにいるような
君に友達はいるか
笑顔だけで それで充分な
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