最後の夏

急に降り出した雨は 僕を曇らせるけど
地下鉄のホームにすべり込むのさ
いつものあの横顔に追いつけるように

そうさ夢の中でなら ちゃんと言えたのになぜか
いつまでもさりげないふりしながら
君だけ見つめているよ 毎日のように

宛名のないラブレター ポケットに入ったままで
時間だけが過ぎてく はしっこが破れてきてるよ こんな気持ち

最後の夏が終わるその前に 僕だけの笑顔見せてほしい
せつない想いはいつでも 君の隣そっと狙ってるよ

急に晴れだした空が 何かを予感させる
今日こそは話しかけるチャンスさえ
いつでも舞い降りそうな そんな気がした

ずっと探し続けた ジグソーの最後のかけら
君の手のひらの中 そんな僕だけのためにきっと光り出すよ

最後の夏が過ぎるその前に 僕だけに笑顔見せてほしい
季節が変わったその時 二つの影そっと並べたい

やっと見つけだした 初めての小さな痛み
勇気さえ出なくて 思わずこぼれ出す弱さ 止められない

最後の夏が終わるその前に僕だけの笑顔見せてほしい
せつない想いはいつでも君の隣そっと狙ってるよ

最後の夏が過ぎるその前に 僕だけに笑顔見せてほしい
季節が変わったその時 二つの影そっと並べたい
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