テール・ランプ

遠ざかるテールランプ
雨の中 ひとり立ちすくみ ただ見つめてた
見慣れた車の 後ろ姿さえ 愛しく思えてくるのに
何がいけなくて 何故かすれ違い
二人は終わったのでしょう

頬を伝う雨のしずく ほろ苦くて 少ししょっぱくて
崩れそうな心と身体を どうやって支えるの
あなたのない暮らしなんて 考えたこともなかったの
未来なんて 求めていないの
ただ明日 すぐそばに あなたの笑顔があったら
本当にただそれだけなの

ブレーキの音がすると
ふり返り あなたの姿を 求めてしまう
冗談だよって あなたのまぼろし
笑ってほしかったのに
そんな希望さえ かすかな望みも
この雨が消しさってゆく

頬を伝う雨のしずく ほろ苦くて 少ししょっぱくて
凍えそうな心と身体を どうやってあたためるの
あなたのない暮らしなんて 考えたこともなかったの
未来なんて 求めていないの
ただ明日 すぐそばに あなたの笑顔があったら
本当にただそれだけなの

頬を伝う雨のしずく ほろ苦くて 少ししょっぱくて
崩れそうな心と身体を どうやって支えるの
あなたのない暮らしなんて 考えたこともなかったの
未来なんて 求めていないの
ただ明日 すぐそばに あなたの笑顔があったら
本当にただそれだけなの
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