孤独旋回

欠けていく手脚に
目蓋を落として――――

砂漠の月に意識は無い
素朴な夜を泳いでいく。

(僕はこれでいい)
(汚れたままでいいよ)

見惚れた月の輪
ぼやけては金色
降りていく、、、

途切れたオルガン
邪な梟が
降りていく、、、

砂漠の月に意識は無い
素朴な夜を泳いでいく。
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