男ごころよ

雨が冷たい 路地裏酒場
つらい涙も 酔わせて捨てる
話す思い出 未練酒
呑まなきゃ恋が 嘘になる
酒の肴は 人生模様
一人しみじみ 男ごころよ

少しお酒を ひかえめにして
忍ぶ恋でも 逢えれば好いと
惚れた女と 二人酒
優しさばかり 思い出す
無理に笑えば 会いたさつのる
なぜか身に染む 男ごころよ

泣くも笑うも 自慢の唄で
聞かせ上手が 心をぬくめ
情け熱燗 手酌酒
明日は明日の 風が吹く
思いどおりに ならない夢は
意地を支えに 男ごころよ
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