津軽じょんから節(浪曲入り)

ハア津軽よいとこ一度はおいで
私が生れの弘前城は
桜満開日本で一よ

岩木お山に春風吹けば
乙女ごころの雪さえとけて
津軽娘コにたわむる蝶々
なにを騒ぐか 村雀
ハア夏のまつりはねぶたで明ける
上る花火に心も踊る
ハア ラッセ ラッセ ラッセラ
笛や太鼓にはやされて踊るはね人も
勇ましく津軽の夜空になり渡る

ゆらぐあかりに東が白らむ
まつりも終り取り入れも終って
訪れて来るものは寒い寒い津軽の冬だ
シベリヤおろしの北風に身も心も
凍えて仕舞うんだ
けいきよくもう一ツ
三味線たのむよー!!
ハア一度別れて二度逢うまでは
たとえこの身は千里の道も
客が変れど心は同じ
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