砂時計

セピア色 回転木馬 がたごとと回る
その速さに 怖気づいた 僕を見て 笑う

今はただ おやすみ 砂時計 止めて

朽ち果てた 道しるべと おぼろげな面影
近づいては 遠ざかる めまいにも似た 記憶

今もまだ その胸が 高ぶっているのなら

走れ 走れ 息を切らして
走れ 走れ 光へ向って
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