そばにいるから

オレンジ色の夕焼け空を 見上げながら
「今日も終わるね」寂しそうにそう言うから

時を止めてよって 本気で願ってたんだ
きみのその笑顔に 触れていたくて
ほんの1mmだって 離れたくない
きみの頬が 光で色づいてく

こころの片隅に咲いてる花のように きみと笑っていたくて
今まで素直に言えずにいた言葉を 伝えていけるように

金木犀の香りがした 秋の風も
息を真っ白に染める季節へ 溶けていった

今になってやっと 気づいたことがあるんだ
当たり前にしては いけないこと
些細な気持ちだって 大事にするよ
繋いでいるのは そう この手だけじゃない

こころの片隅を照らす光のように きみを見つめていたくて
何一つとして変わることのない想い 届けていけるように
手と手 結びながら いつでもそばにいるよ

ひとつ 涙流れる日でも 不安が横切る日でも
ふたつ 並んだ影を見ていたい
今 きみとふたりで

こころの片隅に咲いてる花のように きみと笑っているから
今まで素直に言えずにいた言葉を 伝え続けたいから
目と目 合わせながら いつでもそばにいるよ
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